「コロナウイルス感染」喫煙者は今すぐ辞めるべし

喫煙歴はコロナ肺炎の最大の悪化因子

【要旨】
• 武漢の3次病院入院症例における悪化群と改善・安定群別の背景因子分

• 検討症例78例。入院2週間後の状態評価:悪化11例(14.1%)改善・安
定67例(85.1%)
• 悪化群では喫煙率が有意に高い (27.3% vs. 3.0%, χ2 = 9.291, P = 0.018).
• 悪化群で、平均年齢と入院時体温が有意に高い
• 悪化要因に関す多変量解析では喫煙が最大のオッズ比だった
 喫煙歴 14.285; 95% CI: 1.577–25.000; P = 0.018
 年齢 8.546; 95% : 1.628–44.864; P = 0.011
 入院時高体温 8.999; 95% CI: 1.036–78.147, P = 0.046
• 結論:年齢、喫煙歴、入院時体温などが病状悪化因子であることを考
慮した治療が必要であろう。

喫煙者はコロナ重症のリスク高い!

喫煙者に重症化のリスクが高いことを示す証拠の一つとなるのは、2月に米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表された論文だ。中国のCOVID-19の患者1099人について調査したところ、重症化した患者173人のうち、16.9%が喫煙者、5.2%が以前に喫煙していた人だったという。

また、人工呼吸器が必要になった人、集中治療室(ICU)への入院が必要になった人、死亡した人のうち、25.5%が喫煙者だった。

喫煙者には、MERSコロナウイルスに感染した場合にはDPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ4)と呼ばれるタンパク質(受容体)の発現がみられる。また、COVID-19の場合には、ACE-2(アンジオテンシン変換酵素2)タンパク質の発現がみられる。どちらの受容体もウイルスが肺の細胞に侵入することを可能にするもので、肺をウイルスからの攻撃を受けやすい状態にしていると考えられている。

喫煙者が重症化しやすい原因についてヘイズ所長は、「喫煙者が呼吸器疾患にかかれば全般的に重症化しやすいことは、かなり以前から分かっている。その原因も、いくつかは特定されている」と語る。

「粘液性の分泌物が気道内に停滞しやすくなり、肺から感染性粒子や分泌物を排出する繊毛の機能が低下するためだ。また、喫煙は気道の炎症を引き起こし、呼吸器疾患にかかった場合には、症状が悪化しやすくなる」

特に危険なのが喫煙所

新型コロナウイルスの感染拡大で懸念されているのが、クラスター(小規模の患者の集団)の発生である。クラスターが特に発生しやすいのは、「3密」(①密閉空間②密集空間③密接場面)と呼ばれる感染リスクが高い場所だ。

そう あの場所ね

タバコを吸える場所が少なくなった喫煙者が、喫煙室や喫煙所に集まっている。喫煙室や喫煙所に感染者がいれば、そこから感染が広がっていく危険性がある。
これは大変危険ですぞ!

屋外喫煙所 担当・小幡